隣のアイツはあまあま狼!
「ん、だいたいまとめた」
翔はそう言ってわたしの前に書類を出す
「あ、ありがと・・・」
わたしは一言お礼を言って
保健室へ入った
目の前にあった机に頼まれた書類を
置いて部屋を出ようとした時
「ちょっと待って、心愛ちゃん」
聞いたことのない声が後ろからした
後ろを振り向くとそこには女の子が1人立っていた
ネクタイの色からしてわたしと同じ1年
「えと、どちら様?」
「そうだね初めましてだね
じゃ自己紹介するねぇ
古谷乃愛、だよよろしくぅ
あとくわしく言っちゃえば
翔と幼馴染だったり~」
さっき翔に抱きついてた子?
これってわたしも自己紹介しなきゃなんない?
「七瀬心愛ちゃんでしょぉ?」
「え?なんで名前知ってるの?」
「んっとね、なんだろ?
風の噂??」
なんかよくわかんないんだけど
「そ、そうなんだ、よろしく
じゃわたし帰るね」
「うん、じゃぁねぇ!」
わたしは保健室をあとにした
テンション高かったな古谷さん