隣のアイツはあまあま狼!
*泣き虫~心愛side~
部活も終わり下校時間
わたしの体操服のポケットで携帯がなった
翔からのメールだった
わたしは携帯を取り出しメールを見た
でも見てすぐわたしの心は後悔でいっぱいになった
メールの内容は古谷さんと一緒に帰るとの事だった
わたしじゃだめなの?
古谷さんじゃなきゃ・・・ダメなの?
『乃愛は特別な奴なんだ』
そういやそんな事言ってたよね
それってわたしよりも特別なの?
胸がギュウってなって・・・苦しくて・・・
自分でもどうにもできないくらいに混乱した
わたしが下駄箱でうずくまってると
「あれ、心愛どうしたの?」
顔を上げるとそこにはわたしを心配そうに覗き込む祐杞が居た
「帰らないの?」
と優しい声でわたしに問いかける祐杞に安心したのか
涙が出てきて止まらなくなった
「うぅ・・・ひっく・・・」
「ちょ、心愛?」
わたしは祐杞に抱きついた