隣のアイツはあまあま狼!
「どうしたの?僕でよければ聞くよ?」
「・・・・」
言えないよこんな事祐杞に言ったってどうしようもないもん
「そっか、言えないんだね
辛かったんでしょ?」
わたしは縦に首を振った
「じゃ僕と一緒に帰る?1人なんでしょ?」
「うん・・・帰る」
祐杞はわたしにそっと手を差し伸べた
わたしはその暖かい手を頼りに立った
「じゃ、帰ろっか」
祐杞はわたしの手を握ったまま帰り道を歩いた
泣き虫だった祐杞・・・
いつもわたしに慰められてばっかだった祐杞・・・
でも今ではわたしが慰められてる
祐杞は何時からわたしより強くなったのかな?
それとも、わたしが弱くなっちゃったのかな?