隣のアイツはあまあま狼!



だいぶ歩いたところでわたしは足をとめた




「ん?どうしたの?」



「目・・・腫れてる、これじゃ家入れないよ」



「そっか、お母さん心配しちゃうね」



「・・・うん」




お母さんじゃなくって翔なんだけどね





「目の腫れが治まるまで僕の家来る?」



「うん、そうする」




わたしはそのまま祐杞の家へと向かった



もしかしたら目の腫れを翔に見られたくないんじゃなくて



翔の顔を見たくないだけだったのかもしれない・・・





「心愛、話す気になったら僕になにがあったか教えて

僕でよければ助けてあげるよ」




そんな事言ったって充分助けてもらってるよ



そんな言葉をもらってまた涙が頬を伝った



わたし、最近涙もろいかも・・・







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