隣のアイツはあまあま狼!



わたし達は家に入った



リビングに入ったところで翔はわたしのほうを向いて



「今日一緒に帰れなくてごめん」



と申し訳なさそうに手を合わせて謝った



「いいよ、別に・・・

仲が良いんね・・・古谷さんと」



「?もしかして妬いてる?

乃愛と俺が一緒に帰ったから」



「そうかも・・・」



そう、きっとわたしは嫉妬してるんだね



でもこれは仕方ない事・・・



翔と古谷さんは幼馴染なんだから



わたしが祐杞と仲が良いように



翔だって古谷さんと仲が良いんだ



わたしが気にしたってどうにもならない事だよね



「ごめん今日夜ごはんいらないや」



わたしは自分の部屋へ行きベットに飛び込んだ



そのまま顔を伏せて泣いた



わたしが泣いたってどうにもならないのに



ただとめる事が出来なくて



ずっと泣いていた








< 96 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop