彼女志願!2nd

そのまま彼の腕が背中で交差し、ぎゅっと抱きしめられる。

穂積さんの優しい言葉に、しぐさに、胸が締め付けられた。


そういわれればそうだった。
最近グダグダしてて、なかなかエンジンかからなくて……穂積さんにも心配かけてたんだ。



「――穂積さん、心配かけてごめんなさい。私……」

「謝ることはありません。萌のことを四六時中考えていられることは、僕にとって無上の幸せなんですから」



きゃんっ!!!(フォントはピンク、サイズは大でお願いしたい)

もうっ、私が犬だったら、そう叫んでしっぽがちぎれるほど振っているところだ。


えへへ、と照れながら顔をあげると、くすりと笑った穂積さんのキスが振ってくる。


それから私たちは当然のようにソファーに重なるように横になって……
いちゃいちゃしたり、きゃっきゃしたりして楽しい時間を過ごした。


よしっ、頑張るぞ!
そして穂積さんに堂々と、私の仕事だって見てもらうんだ!



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