彼女志願!2nd
ムムム、と唇を引き締めていると、ディスプレイにピコーンとLINEのポップアップが立ち上がった。
相手はアキだ。
『仕事の進捗はどう?』午前10:12
「あ……」
渡りに船とばかり、慌ててキーボードの上に指を滑らせた。
午前10:13『ぜんぜんだめだよー!たすけてーーーー!!!!』
『おう、じゃあ出かける?気分転換に。ランチでもしようか』午前10:13
午前10:13『ランチする!』
『じゃあ二時間後ね。うちのマンションの下で待ち合わせねー』午前10:13
午前10:14『はーい!』