彼女志願!2nd
やったー、アキとランチだ!
同じ作家仲間の彼女に話せば、なにか開けてくるかも?
だといいなぁ……!
一気にテンションが上がった私。
椅子から立ち上がり、いそいそと身支度を整えた。
そしてアキと向かったのは、表参道にある最近評判のオーガニックカフェ。
私はそういう世間の流行なんてまったくわからないから、たいていアキがリサーチして連れてきてくれるんだけど……。
「うわぁ、すっごいねえ……行列だ」
私はほわーっとため息をつきながら、店先からずらっと並ぶ若い女の子の列に視線を走らせた。
並んでいるのは、制服を着たOLさんや、首から社員証を下げた若い女の子ばかり。なんだか新鮮だ。