彼女志願!2nd
そっかあ……。
でもまあなんていうか、最近ずっと忙しそうでどこか尖ってる雰囲気だったから、こういう穂積さんも新鮮かも。
それにこういうの、彼女の特権!って感じだよね。
よしよし、ここはいっちょ彼女として、思う存分甘えさせてあげよう!
ニヤニヤ緩む頬を引き締めつつ、私は穂積さんの髪を撫でながら、背中をとんとんと叩く。
「――萌」
「はい?」
「その、背中トントンは甘えさせるのとはちょっと違うと思いますが」
「そうですか?」
「違うでしょう……」
穂積さんは私の肩に頬を押し付け、軽くため息をつく。
「ここは、僕の着ている服を脱がせて、そういういちゃいちゃの展開を期待するでしょう」
「そうだったんですか……!」