彼女志願!2nd

背中とんとんはまるで見当違いだったようだ。穂積さんはちょっぴりすねてる雰囲気。
そしてあからさまに驚愕する私。



「TL作家のくせしてつめが甘い」

「そうですね……」



そっか。ここはいちゃいちゃの流れだったんだ……。


でも言い訳させてもらえれば、キャラクターに命を吹き込むのは私で

だからこうなって当然だという風に物語は動くけれど、現実の穂積さんは私の思い通りになんか全然なってくれないし、動いてくれないし。
(まぁ、でもそれがいいんだけどね?)

物語と現実は全然違う。

そしてよく言われることだけど、書いているもの=作者ではないわけで。



「ごめんなさい、穂積さん」



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