すきだよ…。

不安。

昨日私たちはひとつになった…。


「秀也まって、あたしを置いていかないでっ。」


嫌な夢を見た。

秀也が死んじゃう夢…。



あと2年間の寿命― ―

いままであんまり考えてなかった…。


考えてなかったんじゃなくて考えないようにしてたのかな…。



神様お願いします。秀也の寿命を永遠にして下さい…。




「ゆえ…?おはよっ。」


あっ。まだ秀也の家にいたんだ…。

家に連絡入れないでとまっちゃった…。


お母さんたち心配してるかな…?


「今日、学校休みだから、どっか遊び行くか?」


「うん!!」





「今日は楽しかったね?また、遊ぼうね☆」


「おぅっ! じゃあな!きぃつけてかえれよ!!」



「だだいまー。」


家に誰もいなかった。


「はぁ。」

思わずため息が出てしまう…。今日は、せっかくのデートだったのに、夢のことと、秀也の死が頭体離れなくて全然楽しくなかった…。


「今日はとりあえず寝よ…。」
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