Time〜元新撰組と現代少女〜
栞「近藤さん………」
近「ん、何だい?」
栞「土方さんには、近藤さんの気持ち言わないんですか?」
私が尋ねると、近藤さんは困ったような顔をした。
近「歳に話すと、あいつに要らぬ心配をかけるからな。話さないでおこうと思っているよ。」
栞「そう、ですか………」
近「伊吹君、このことは歳には秘密にな。」
栞「はい………」
こうして、私の胸の中に大きなパンドラの箱が埋められた。
卒業まで2ヶ月をきった、冬のある日の事だった一一一一一