Time〜元新撰組と現代少女〜
総司の言葉に頷く土方さんが、あまりにも切なげに見えて。
あまりにも儚げに見えて。
一一一一一ぎゅっ
土「……………栞?」
急に抱き着いた私を、土方さんは驚いて見ていた。
しかし、直ぐに私の頭を優しく撫でた。
土「………ありがとな。」
栞「うん!!」
私が笑顔で頷くと、土方さんも少し微笑んでくれた。
すると、遠くから近藤さんの声が近付いてきた。
近「歳、伊吹君!!」
土「おぉ、近藤さん。……………どうしたんだ?」