Time〜元新撰組と現代少女〜




総司の言葉に頷く土方さんが、あまりにも切なげに見えて。


あまりにも儚げに見えて。


一一一一一ぎゅっ


土「……………栞?」





急に抱き着いた私を、土方さんは驚いて見ていた。


しかし、直ぐに私の頭を優しく撫でた。


土「………ありがとな。」


栞「うん!!」





私が笑顔で頷くと、土方さんも少し微笑んでくれた。


すると、遠くから近藤さんの声が近付いてきた。


近「歳、伊吹君!!」


土「おぉ、近藤さん。……………どうしたんだ?」




< 210 / 290 >

この作品をシェア

pagetop