Time〜元新撰組と現代少女〜




その後、私が部屋の隅で拗ねていると土方さんが何かを持ってきた。


一一一一一コトッ


土「拗ねても良いが、身体くらい暖めろ。」





そう言って、私の前に置かれたのはホットココア。


こんな土方さんの優しさを見せられたら、拗ね続けることなんか無理だ。


私は無言でそれを手に取って飲んだ。





一一一一一ゴクッ


土「………なぁ、栞。」





私が無言で飲んでいると、土方さんがふと声を掛けてきた。


栞「なぁに?」


土「もし、このまま体調が良かったら夜に海行かねぇか?」




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