Time〜元新撰組と現代少女〜




そして、そうこうしている内に外は真っ暗。


夜ご飯の片付けも終わり、私と土方さんは海辺を散歩していた。


隣同士で歩く私達の間には、いつもとは違う空気が流れていた。





栞「土方さん、見て!!星が綺麗だよ!!」


土「あぁ、そうだな。」





栞「土方さん、見て!!貝殻がいっぱい!!」


土「あぁ、そうだな。」





栞「土方さん、見て!!海に月が映ってる!!」


土「あぁ、そうだな。」





私が何を言っても、同じ返事を繰り返す土方さん。


私は土方さんの横から正面に移動して顔を覗き込んだ。




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