Time〜元新撰組と現代少女〜




土「………は?」


栞「土方さんは………これからもずっと一緒なんだよね?」





そう、栞は土方が居なくなるのを恐れていたのだ。


今の土方の年齢は、前世の土方が亡くなった年齢なのだ。


目の前にいるのが分かっていても、栞は怖くて仕方なかったのだ。





すると、土方は栞の気持ちに気付いたのか栞に近付いて強く抱き締めた。


土「お前………そんなこと考えてたのか。」


栞「うん………。」


土「大丈夫だよ、栞。俺はここに居る。どこにも行かねぇ。」





『な?』と栞の頭を撫でながら土方が聞くと、栞の顔にはやっと笑顔が戻った。


そして前世の土方に挨拶をした2人は、そこで永遠の愛を誓った一一一




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