Time〜元新撰組と現代少女〜




土方はいたずらっ子の様な笑みを浮かべると、栞の頭を撫でた。


栞はと言うと、嬉しそうに顔を綻ばせる。


この瞬間は、栞にとって幸せ以外の何物でもない。





咲「お父さん、お母さんばっかり狡い!!咲羅にもなでなでして〜!!」


真「それよりお腹空いた〜!!お母さん、ご飯は〜!!?」





栞と土方が2人だけの世界に入っていた所を、子供2人が引き戻した。


栞「あ、本当だ。作らないと!!」


土「よしっ、じゃあ晩飯頼むわ。こいつらと遊んで待ってるよ。」





そう言うと、土方は咲羅と真斗を抱き抱えた。


この光景を見て、誰が新選組の鬼副長だと思うだろうか。




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