本当は可愛くて優しい彼の事が大好きなんですっっ!【超短編】

嘘つきな彼

…やばい…

あたし泣きそう…

鼻がツンとして痛い。

そうか…だから桐山はあたしに関わってたんだ…

少しでもあたしの友達の美和に近づけるように…

はなから…あたしなんてみてなかったんだ

あたしなんて好きじゃなかったんだ…

なんだ…そうだったんだ…

だから、あの時突き放した言い方をしたんだ…

だからもう関わってこなかったんだ…

だから……

美和の写真もってるんだ……

あたしは…馬鹿だったんだ…

すぐ調子のっちゃってさ…

あーあ…失恋ってやつ?

でも…あたし何にも…ひてないから…

失恋っていつ資格もないかもね…

もんな馬鹿な事を終業式中ずっと考えていた。
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