好きだったよ。ばいばい。



 
がらっ


 
2組の教室に入る。




 
「…あ」



 
思わず、声を上げた。




 


 
だって、そこには__________________。





 
さっきの、金髪少年が。





 
「…げ」


隣で奏多が苦虫を潰したような顔をする。



「逃げた意味ねーじゃん…」



 
少し後悔気味に言う奏多に、私は笑いながらドンマイと言ってやった。




  
でも。
あの金髪少年と一緒かぁ… 

なんだか、嫌な予感が。
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