先生、大好きだよ。
──コンコン…
「私、水川芽依の親です。いつもお世話になっております。校長先生はいらっしゃいますか?」
「えっ…と、どのようなご用件ですか?」
お父さんに聞かれた先生は不思議な顔をして聞いてきた。
「えぇ、平岡先生のことで。」
お父さんは堂々としていた。
「こちらへどうぞ。」
その先生は校長室へ案内し、
──コンコン…
「失礼します‥あの…、水川芽依さんの親御さんが平岡先生のことでお話があるそうで…」
「中にお通しして。」
「どうぞ。」
と言い、その先生は出ていった。