先生、大好きだよ。

『どうした?』

車の中で先生が聞いてくる。



「突然お泊まりって聞いて‥」






『今晩はずっと一緒。』

先生が私の手を握ってくる。






先生の家に着き…


先生が鍵を出そうとした…





「あっ!先生!」




先生は驚いて私を見る。


『なに?どうした??』





私はポッケからクリスマスにもらった合鍵を出して、先生に見せた。




「先生!開けてもいい‥?」






先生は優しく笑って
『あけて♪』

と言った。



──カチャン…


鍵が開いた……



私は嬉しくて、



「先生!開いた!開いたよ!!」


と、はしゃいだ。






『当たり前だろ…(笑)ここの鍵なんだから(笑)』



それでも、嬉しかったんだ……



私の鍵で開いてくれたことが…


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