先生、大好きだよ。
屋上に通うようになって、1ヶ月が過ぎた頃‥
今日も私は屋上に足を運んだ。
「ん〜〜‥気持ち‥」
私は腕を上にあげて背を伸ばした。
────ガチャ────
誰かきた‥
開くドアを見ると
……先生。
『‥よう。久しぶり‥』
「‥‥先生。どう…し…て……?」
『お前がここに入るの見て…どうしたのかと想って。』
「そっか……空を見てるだけだから」
気まずい……
「私、帰ります。先生、さようなら‥」
私は急いで屋上からでようと、足早に歩いた。
ドアに手を掛けようとしたその時‥
先生に腕を掴まれた…
……えっ………
『毎日、ここに来ているのか?』
「そうですけど…」
どうして‥そんな顔するの‥‥?
どうして‥そんな泣きそうなの‥‥?
『そっか‥』
と一言先生は言うと掴んでいた手を離した。
私は急いでドアを開け、階段を駆けおりた。
‥‥ドクン‥ドクン‥‥
私、まだ先生のこと大好きだ…