先生、大好きだよ。

次の日…



私はドキドキしながら屋上に向かった。





いないで欲しい‥




けど、心のどこかで淡い期待をしている私もいる…








──ガチャ──




私は恐る恐るドアを開けた。











………どうして……




アナタは私の前に現れるの?




迷惑なんじゃないの…?





せっかく、諦めようとしてるのに………






『よっ。今日は俺が一番乗りだな』





「どうして…いるんですか?」





『タバコ吸いにきた』






タバコ吸う先生はいつだって似合っていてカッコいい……





だから、そんな姿私には見せないで……





「そうですか‥」





『何か逆だな‥(笑)』






「…?何がですか?」






先生は眉をハの字にして笑って言った。





『今までは、お前から来ていたのに、今は俺からここに来て‥』






……先生?何言ってるの?




期待させるようなこと言わないでよ………






「……帰ります。」





私は屋上を出た。






先生…何がしたいの?






近づいたと思ったら突き放されて‥
離れていくと近づいてきて‥‥


子供みたいだよ……




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