先生、大好きだよ。

今日は午前中で終わり。



理子と拓真にバイバイをして教室を出た。









「先生〜!」





『おっ!きたきた!おバカな芽依ちゃんが♪』






「なにそれ〜!ヒドイ!」
私は頬っぺたを膨らませて言うと、先生が笑いながら指で膨らんだ頬っぺたを潰した。





『お前、始業式にも同じことして怒られてたじゃないか(笑)』






「先生、私を見すぎ(笑)」




『見ていなくても、怒られてたら目が行くっつーの!』

ポンっと頭を叩かれた。






私は拗ねるように、


「意地悪…私だけを見ていてよ‥」






『あ〜……だから!お前のこと見てたら、先生に怒鳴られてた! てか、告白してきたやつと仲良く話しすぎだから』





先生…私のこと見ててくれてたんだ……






『聞いてる?何、ニヤニヤしてるんだよ(笑)』






「先生?妬きもち?」






『…うるさい。』






「私の心は先生だけだよ。」







『芽依、明日は泊まれるか…?一緒にいたい。』






「うん‥。お母さんに言っておく。」







泊まるって…そうゆうことだよね……??




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