鷹祢の華。
私の前だと通常版なんだね、、、
「お弁当持ってきてないの」
「持ってきてるけど食ってない」
「えぇえ、、、じゃあそれ食べたらどうですか」
我ながら中々の正論を言った気持ちがあるけれど、
暴君は黙って目をそらした
「教室で食べてたら、雌どもが寄ってくるからまともに食えない」
私とま反対なぶん、大変なんだな
私はこうやって常に一人でいて、さがしてくれる人もいないけど、
鷹祢くんは常に誰かがついていて、いなくなったらさがしてくれるひとがいる。
私は好きなときに一人でいれるけど
鷹祢くんは中々一人になれないんだな
一人が好きなのかな
「じゃあここで食べたらどうですか」
私が言えることじゃないけど
「一人がいいって時もありますしね」
すると、彼は少し笑って私のおでこを指で突き刺した。
「イダッ、、、な、なに、、、」
「ナイス発想。はげ卵の進化だな」
やっぱりこの意地悪そうな笑顔は反則
はげ卵の進化、、、はおいといて
「でもお弁当もってくるときにどうせ見つかってしまうのでは?」
「うわ、めんどくせー」
「わ、わたしが持ってきましょうか」