鷹祢の華。
「見て、あれ」
「何あれ…春様と秋…なんだっけ?さんでしょ」
「2人でどっかいったよ」
「春様と2人なんて何なの」
黙って腕を引っ張られて保健室へついた。
先生はいなく、ベットにも誰もいなかった。
こ、、、これは、、、、
「そこで寝ときなよ」
色々おいてある棚をあさりながらニコッと笑顔を向けてくれた。
「大丈夫?ごめんね、俺あんまり保険には詳しくなくていい看病できないけど…」
「いや、そんな…」
看病とかされた時点で鼻血をふいてしまう。
私がこの人と一緒にいてもいいのかああ
ただ鷹祢が棚をあさる音が保健室に響いた。
黙って私はソファーに寝転んだ。
そういえば、この人捻挫したって言ったっわりには活発に動くし違和感もない。
それにさっきから何を探しているんだろう
「ねえ、秋谷さん」
棚を向いたまま鷹祢くんは話し出す。
「な…何ですか」
「腕にいつも何かつけてるよね」
「腕…?」
自分の捻挫用にか、テープを持って歩いてくる。
そういえば、今はいない母に昔もらったブレスレッドをつけていた。
「これがどうしたの?」
するとそれを見るやいなや
鷹祢くんの目は変わった。笑顔も消えた。