鷹祢の華。
「………やっぱりか」
「…えっなっどうしたの」
その瞬間、持っていたテープを千切り、口に貼られた。
「ンっ!!?」
何する気だ!!?
「まじふざけてんじゃねぇぞクソあばずれ女」
目の前にいるのは誰。
あの鷹祢くんの口調と声の高さまでも変わってしまった。
「蘭堂一家の組の奴等か。答えろ」
蘭堂一家!?
鷹祢くんは私の上に乗っかって手もテープで固定されて身動きがとれない。
「フフンフフフフンフフフッフ!!」
(私何も知らないって!!)
「はっきり喋ろカス」
「フ―――!!!?フーフンフフッフフ!!」
(な――――!!?じゃあこれ外してよ!!」
「まだ否定する気か。クソアマ。」
ほんとに、これはお母さんからもらったものなんだ。
私がテープとれと必死に訴えていると、やっと伝わったようで
ベリベリっと容赦なく剥がされた
「いだい!!!」
「この俺様が答えろっつってんだよ早くしろ」
と、突然俺様系…だと!?
「昔お母さんからもらっただけで…」
「うるせぇ。殺されてェのか」
理不尽だ!!
「なにすんっ…」
体操服をぬくりあげられる。
「ちょっ・・・ぇええええええ!!!?」
私の愚かな胸を見て黙ったのか、なにかを発見したのか。
「何してるんですか!!?セクハラですよ!王子がこんな…」
「蘭堂の…証がない…。いや…絶対に胸にあるはずなんだ…」
「な…」
何言ってるのこの人。
JKの服めくりあげといて
「おい!!どういうことだよ!!」
「しっ知りませんよ!!っていうか服めくりあげないで!!」
めくりあげたままの事に気が付いて
ハッとして少し赤面して服を元に戻した