大嫌い。でも…ほんとは好き。(旧題:ラブ・ストリーミング) 番外編
出社していつ渡そうかって考えている時、武内くんが声をかけてきた。
「松永先輩、おはようございます」
爽やかでアイドル的な美少年の彼は、いつ見てもにこにこしていて癒される。
私もつられて笑顔を返すと、嬉しそうに口角をあげる。」
可愛いなぁ、と言うには、彼の方がぐっと背が高いけれど。
目の保養をするべく、見とれていると、
「そうそう、矢野課長、ポーチのチェックしてましたよ」
と武内くんは言った。
「えっ。三日前にもしたばっかりじゃない」
私は途端に焦り出す。
恒例となっているポーチチェックは、独自の社内規定があり、他社製品が入っていないか確認する為。
そして新商品発表会間近になると逆に自社製品の発売前のサンプルなどが混入していないかどうか確認する。
それもライバル会社PRECIOUSに、いつも企画などを先越されているからだ。
「松永先輩、おはようございます」
爽やかでアイドル的な美少年の彼は、いつ見てもにこにこしていて癒される。
私もつられて笑顔を返すと、嬉しそうに口角をあげる。」
可愛いなぁ、と言うには、彼の方がぐっと背が高いけれど。
目の保養をするべく、見とれていると、
「そうそう、矢野課長、ポーチのチェックしてましたよ」
と武内くんは言った。
「えっ。三日前にもしたばっかりじゃない」
私は途端に焦り出す。
恒例となっているポーチチェックは、独自の社内規定があり、他社製品が入っていないか確認する為。
そして新商品発表会間近になると逆に自社製品の発売前のサンプルなどが混入していないかどうか確認する。
それもライバル会社PRECIOUSに、いつも企画などを先越されているからだ。