ガラスの靴をもう一度


オリエンタルな創作料理の店。

10人ほどの歓迎会にピッタリの個室は、オレンジ電灯だけの薄暗い感じで、BGMもオリエンタルな雰囲気を増幅させていた。

掘ごたつ式の長テーブルの上座には雅貴、そしてその隣には…。

麻生さんがいたのだった。

崇史さんも同席していて、反対隣に座っている。

それにしても、崇史さんはこんな場所でさえも物静かで、雅貴の秘書というよりSPみたいだ。

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