ガラスの靴をもう一度


「雅にぃ!待ってよぉ!」

「萌、俺は忙しいんだよ。これからみんなで野球…」

「うう…。うぇっ、うぇっ…」

「分かった、分かったから。泣くなよ。俺が遊んであげるから」

「本当?」

分かってるんだ。

こうやって泣いたら、絶対に雅にぃは、私と一緒にいてくれるって。

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