ガラスの靴をもう一度
「萌ちゃん。ご飯美味しい?」
「うん!とっても!」
「そう。良かったわ」
雅にぃのお母さんは、本当にキレイ。
スラッとしてモデルみたい。
それに優しい笑顔は、雅にぃと同じだ。
そういえば、私のお母さんは、写真で見る限り“可愛い”感じの人だったな。
目がクリッと大きくて、柔らかい雰囲気の顔だったけど…。
「それにしても萌ちゃんは、だんだんお母さんに似てきたなぁ?」
テーブルの向かいに座ってる雅にぃのお父さんが、私の顔をジッと見て言った。