Kiss Kiss Kiss

お酒でも飲めたら少しは楽しいのに・・・
どんどんまわりが酔ってくると取り残される。

盛り上がれるわけもなく

食べるのもジュース飲むのも限界だし

早く迎えに来てくれないかな……。


おみやげを抱えながら
酔って出来上がって行く社会人たちを
冷静に見ていた。


つまんない・・・・・・
笑えない
もう酔いが回った連中たちからは
気も使われないし……


朝陽さんにメールして
自分で帰ることにした。

書類とワインを紙袋に入れて
河川敷を離れた。
駐車場に来るまで　少しだけ林道を走ってきた。


あの道　帰れば大丈夫だ。

私は道を引き返した。
途中　道が分かれていた。


ん・・・・どっちだっけ・・・・・




歩いても歩いても　入口付近にあった
住宅街につかなかった。


「あれ　こんなに来たかな……。
でもこの道だったはずだし・・・・・・。」

車だったから
すぐついたって勘違いしたんだよね。


ややしばらく歩いたら視界が開けてきたらお墓だった。

間違った・・・・・・
急に恐怖感が襲ってきた。