Kiss Kiss Kiss
声がかけられずにいた。
「ちょっと出かけてくるから
夕飯はいいよ。」
そう言うと朝陽さんは
私を一切寄せ付ける隙を与えず
車で出て行った。
「朝陽さん…どうしたんだろう。」
今までに見たことのない
朝陽さんだった。
さっきの電話のことかな
こじれたのかな
それとも よりを戻しに行ったのかな。
長く生きてると
いろいろあるんだ
この間そう言いかけた朝陽さんの口を封じたんだった。
「好きに年なんか関係ないもん。」
「それにしても年は少し
離れすぎてるだろ?」
朝陽さんは笑う。
「こんな気持ち初めてなの。
だいたい恋なんかしたことないし
自分や母以外の人を大切だって思うことすら
ありえないと思ってたから……。」
「おかあさんは幸せだね。
子供にちゃんとわかってもらえてる。
苦労した甲斐があったね。
夕日ちゃんは 頭のいい子だから・・・・」
朝陽さんが背中を撫ぜてくれる。
「私には母は母というより
父みたいでした。」
「父?」
そう言うと朝陽さんはしばらく
大笑いしていた。
「それはちょっと…星子さんが
可哀そうだな~~」
「ちょっと出かけてくるから
夕飯はいいよ。」
そう言うと朝陽さんは
私を一切寄せ付ける隙を与えず
車で出て行った。
「朝陽さん…どうしたんだろう。」
今までに見たことのない
朝陽さんだった。
さっきの電話のことかな
こじれたのかな
それとも よりを戻しに行ったのかな。
長く生きてると
いろいろあるんだ
この間そう言いかけた朝陽さんの口を封じたんだった。
「好きに年なんか関係ないもん。」
「それにしても年は少し
離れすぎてるだろ?」
朝陽さんは笑う。
「こんな気持ち初めてなの。
だいたい恋なんかしたことないし
自分や母以外の人を大切だって思うことすら
ありえないと思ってたから……。」
「おかあさんは幸せだね。
子供にちゃんとわかってもらえてる。
苦労した甲斐があったね。
夕日ちゃんは 頭のいい子だから・・・・」
朝陽さんが背中を撫ぜてくれる。
「私には母は母というより
父みたいでした。」
「父?」
そう言うと朝陽さんはしばらく
大笑いしていた。
「それはちょっと…星子さんが
可哀そうだな~~」