Kiss Kiss Kiss
「安西 夕日 
今日から新しいスタートです!!」

ベットを片付けながら叫んだ。

そうそう
昨日の夜 鏡の前にいた私なら
これから新しいスタートだ!!!

シャワーを浴びて

「よし 昨日のアドバイス通りに……」

鏡の前で奮闘する。
これが朝ご飯の支度をしなきゃいけないなら
私はいったい何時に起きることになるんだろ


綺麗でいるための努力


そうそう努力努力努力~~~~


「ま…いっか~~」

これでも今までの私とは全然違うもん

朝陽さんは今日帰ってくるって言った。
夕飯はいらないよって言ったから
多分遅いかもしれないけど……

準備しておかないと
変われるとしたらこのタイミングしかない
昨日何とか塗った足の指の爪が
めっちゃカワイイ

今まで私
顔を洗って母に言われて化粧水を
パンパンとつけるだけだった・・・・・。


よくあんな自分で
朝陽さんと話をしていたなって
ある意味恐ろしくなる・・・・・・・。


ぶるぶる~~~


今まで絶対につけることのなかった
可愛いブラとショーツのセットを身に着けた。

「なかなか似合うじゃん~~」

ポーズをとってみる。

「今度司に見られても 絶対バカにされないぞ!!」
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