Kiss Kiss Kiss
「星子さんからは娘が聞きたがっても
教えないでって言われてる……
そういうキャラじゃないから絶対に
教えないでって……。」」

朝陽さんが笑った。

「え~~ずるい
おかあさんったら!!!」

「私は約束を守ることにするから…
夕日ちゃんは一杯想像しなさい。
ただ…私にとっては素晴らしい女性だったよって
それだけは教えてあげるよ。」

「もう!!!」

「きっと夕日ちゃんの前では
母親でいたいんだと思うよ。
君が抱いてるおかあさんの思い出を
大切にしてあげたらいい。星子さんは 恥ずかしがり屋なんだ。」

「でもいつか…いつか聞きたい。」

「君が母親になるときにでも……。」

私が母親・・・・・

「って結婚しなきゃいけないじゃないですか!!!」


朝陽さんが吹き出した。

「結婚するでしょ?夕日ちゃん?」

「そ……それはそうだけど……
無理な気がします・・・・。」

「そんなことないよ
イメチェンしたからまたいっそうチャンスは
あるからさ~~」


好きな人がいるもの・・・・・

「最悪いなかったら ちゃんとした男を
紹介してあげるよ。」

バカ

朝陽さんがいい……
朝陽さんの子供がほしい・・・・・
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