Kiss Kiss Kiss
叩きつける雨の音
ピカツ

朝陽さんがはっきり見えた。

そしてすぐに轟音が・・・・・・


「キャ~~~!!!」

怖い怖い

「すごいな。こんな雷久しく経験してない。」

「朝陽さん怖いよ・・・・。」

「私も怖い・・・・。」

「やだ 朝陽さんが頼りなのに!!!」


ゴロゴロゴロ~~~~



「キャ~~!!!」

どさくさにまぎれて抱きつくけど
でも本当に怖い。

窓ガラスが割れるかと思うくらいの衝撃に
私は 朝陽さんにしがみついた。


「すごいな・・・・大丈夫か ウチ・・・・・。」

この豪邸でも この衝撃



ビカビカ光る
ゴロゴロ鳴る


「朝陽さ~~ん 怖いよ~~~~」


もう私は半べそ状態で
朝陽さんにしがみつくしかない。


「大丈夫だよ・・・・・。」

優しい声


「助けて~~~~」

ものすごい音に 私はとうとう半狂乱になってきた。


朝陽さんは私をまた抱き上げて
ベットに転がした。

そして朝陽さんも私の横に来て毛布をすっぽりとかけた。


え・・・・・?

「怖い時には布団にもぐる。」

朝陽さんはそう言って私を抱きしめてくれた。
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