金曜日の彼女【完】
「えっ?名前ですか?…戸田 琴葉…です」
「琴葉ちゃんかー…俺は沖本 慎!よろしく~」
「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします!」
思わず深々と頭を下げると
「ぶっ!琴葉ちゃん?…俺ら同級生でしょ?敬語いらないよ」
「あ、はい、じゃない…うん」
「うん!よし!じゃあ龍太が来るまでお昼を食べてようか!」
「うん」
…なんだか、話しやすい人だな。
よかった…。
そうして2人でお昼を食べていると
ガラッ―――
「!」
「――…遅いぞー龍太」
彼がやっと現れた。
「――…悪ぃ!慎。忘れてた」
友達に手を合わせて必死に謝っている彼。
「ってか、まだ誰も来てないじゃん」
そう言って図書室を見回す。
…確かに。この学校の図書室を利用する人は少ない…。
だって学校近くにもっと大きくて本もいっぱい揃ってる市立図書館があるから…。
テスト前になればもう少し増えるだろうけど…。
「まあいいじゃん!暇な方がさ!ほら、龍太も座れよ」
「おぅ!」
そう言って彼は空いていた私の右隣に座った。
「琴葉ちゃんかー…俺は沖本 慎!よろしく~」
「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします!」
思わず深々と頭を下げると
「ぶっ!琴葉ちゃん?…俺ら同級生でしょ?敬語いらないよ」
「あ、はい、じゃない…うん」
「うん!よし!じゃあ龍太が来るまでお昼を食べてようか!」
「うん」
…なんだか、話しやすい人だな。
よかった…。
そうして2人でお昼を食べていると
ガラッ―――
「!」
「――…遅いぞー龍太」
彼がやっと現れた。
「――…悪ぃ!慎。忘れてた」
友達に手を合わせて必死に謝っている彼。
「ってか、まだ誰も来てないじゃん」
そう言って図書室を見回す。
…確かに。この学校の図書室を利用する人は少ない…。
だって学校近くにもっと大きくて本もいっぱい揃ってる市立図書館があるから…。
テスト前になればもう少し増えるだろうけど…。
「まあいいじゃん!暇な方がさ!ほら、龍太も座れよ」
「おぅ!」
そう言って彼は空いていた私の右隣に座った。