金曜日の彼女【完】
大好きな人が隣にいる。
それだけでもうドキドキして…右側だけが妙に緊張している。

竹内君は座るとすぐに携帯を取りだしメールを打ち始めた。


…誰にメールしてるのかな。

まさか…彼女…とか。

気になって…そっと彼の携帯を覗こうとした
ない。



「龍太、女にメールか~?」

ニヤニヤしながら聞いている。

「ちげーよ、隼人だよ。アイツらとサッカーしてる途中で抜けてきたんだよ」

隼人?…友達にメールか…ホッ…。

でも…いるのかな…彼女…。

「なーんだ、隼人か。そういえばさ―――…」

私を間に挟んだまま2人は話し始めた。



―――…結局、初めての当番は竹内君と一言も話すことなく終わった。




そして―――…放課後…。

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