金曜日の彼女【完】
第2章
告白
ガラッ―――
「…また…誰もいないかぁ」
誰もまだ来てない図書室の中を歩く。
コッコッコッ…
自分の足音だけが響く。
「あっ!この本まだ読んでないな」
好きな作家のまだ読んでいない小説を見つけ、それを持って受付に座った。
見始めると集中してしまう私。
人が入ってきたことに全く気がつかなかった。
「その本おもしろいの?」
「ひゃあ!」
後ろから突然声をかけられ、驚いて振り向くと
いつのまにか
彼が
竹内 龍太が
私の真後ろに立っていた。
「あ、ゴメン。驚かしちゃった?」
「―――…あ、大丈夫…」
あまりにも近くに彼の顔があって、思わず俯いてしまった。
「俺が入ってきたこと気がついてなかったんだ」
そう言いながらさらに顔を近づけてくる。
頬が熱を帯びたように赤くなるのがわかる。
心臓もドキドキが止まらない。
思わず後退りしてしまった。
「…また…誰もいないかぁ」
誰もまだ来てない図書室の中を歩く。
コッコッコッ…
自分の足音だけが響く。
「あっ!この本まだ読んでないな」
好きな作家のまだ読んでいない小説を見つけ、それを持って受付に座った。
見始めると集中してしまう私。
人が入ってきたことに全く気がつかなかった。
「その本おもしろいの?」
「ひゃあ!」
後ろから突然声をかけられ、驚いて振り向くと
いつのまにか
彼が
竹内 龍太が
私の真後ろに立っていた。
「あ、ゴメン。驚かしちゃった?」
「―――…あ、大丈夫…」
あまりにも近くに彼の顔があって、思わず俯いてしまった。
「俺が入ってきたこと気がついてなかったんだ」
そう言いながらさらに顔を近づけてくる。
頬が熱を帯びたように赤くなるのがわかる。
心臓もドキドキが止まらない。
思わず後退りしてしまった。