金曜日の彼女【完】
夢の続き
有紗に話せたことで心が軽くなったような気分になった私。
最近ではしょっちゅう龍太の話をするので
かなりウザいらしい。
そして気がつけば――…
街はきらびやかなイルミネーションに飾りつけられ
すっかりクリスマス色に模様替えしていた。
「クリスマスはどうするの?」
「…んー…どうだろ」
龍太からの近況報告では戸籍の件は結果が出るまで少し時間がかかるらしい、とのこと。
全部片づくまでは会わないって言ってたし…。
クリスマスまでに終わるとは到底思えない…。
「ハァ…多分、クリスマスは予定なし…」
「そう…――じゃあ今年も2人でカラオケ行く?」
…去年はお互い彼氏もいなくて
カラオケ行って歌いまくって
クリスマスメニューとかなんとかいうのを頼んで食べまくり
ホールのケーキを買ってうちで食べたんだよね。
―――――…次の日、トイレに何度も駆け込む羽目になったけど。
「そうだね!2人で行こうか!…でももうホールのケーキはやめようね…」
ウェッていう顔をすると、有紗もそれを思い出したかのように
「――…そうだね」
そう言って苦い顔をした。
最近ではしょっちゅう龍太の話をするので
かなりウザいらしい。
そして気がつけば――…
街はきらびやかなイルミネーションに飾りつけられ
すっかりクリスマス色に模様替えしていた。
「クリスマスはどうするの?」
「…んー…どうだろ」
龍太からの近況報告では戸籍の件は結果が出るまで少し時間がかかるらしい、とのこと。
全部片づくまでは会わないって言ってたし…。
クリスマスまでに終わるとは到底思えない…。
「ハァ…多分、クリスマスは予定なし…」
「そう…――じゃあ今年も2人でカラオケ行く?」
…去年はお互い彼氏もいなくて
カラオケ行って歌いまくって
クリスマスメニューとかなんとかいうのを頼んで食べまくり
ホールのケーキを買ってうちで食べたんだよね。
―――――…次の日、トイレに何度も駆け込む羽目になったけど。
「そうだね!2人で行こうか!…でももうホールのケーキはやめようね…」
ウェッていう顔をすると、有紗もそれを思い出したかのように
「――…そうだね」
そう言って苦い顔をした。