金曜日の彼女【完】
プレゼント
―――――――…
いつの間にか
眠ってしまっていたようで。
「寒っ…」
部屋のひんやりした空気に目が覚めて、暗闇の中でほんのりと光る蛍光色の時計に目を凝らす。
夜中の3時をさしていた。
「――――…なにか…飲も」
泣きすぎたせいか、喉がカラカラになっていた。
立ち上がり部屋を出ようとドアを開けようとした。
ガコン!!
「!?」
「…ってー」
「龍太!?」
ドアにもたれかかる形で座り込んでいた龍太の後ろ頭にぶつけてしまったようだった。
毛布を被っているものの、雪の降り積もるいつもより寒い夜。
部屋の中ならまだしも、龍太がいたのは冷たい廊下の上。
頬や手はまるで氷のように冷たくなってしまっていた。
「ご、ごめんなさい…」
「いや…――へっ…くしゅん!」
「大変!風邪引いちゃうよ。早く部屋に入って!」
無理やり立たせて龍太を部屋に入れる。
同時に暖房のスイッチを押した。
歯をカチカチさせ、震えた体を縮めながら、カーペットの上に座り込んだ龍太。
「龍太!ベッドに入って!その方が暖まるから」
そう言って龍太をベッドに寝かしつけた。
いつの間にか
眠ってしまっていたようで。
「寒っ…」
部屋のひんやりした空気に目が覚めて、暗闇の中でほんのりと光る蛍光色の時計に目を凝らす。
夜中の3時をさしていた。
「――――…なにか…飲も」
泣きすぎたせいか、喉がカラカラになっていた。
立ち上がり部屋を出ようとドアを開けようとした。
ガコン!!
「!?」
「…ってー」
「龍太!?」
ドアにもたれかかる形で座り込んでいた龍太の後ろ頭にぶつけてしまったようだった。
毛布を被っているものの、雪の降り積もるいつもより寒い夜。
部屋の中ならまだしも、龍太がいたのは冷たい廊下の上。
頬や手はまるで氷のように冷たくなってしまっていた。
「ご、ごめんなさい…」
「いや…――へっ…くしゅん!」
「大変!風邪引いちゃうよ。早く部屋に入って!」
無理やり立たせて龍太を部屋に入れる。
同時に暖房のスイッチを押した。
歯をカチカチさせ、震えた体を縮めながら、カーペットの上に座り込んだ龍太。
「龍太!ベッドに入って!その方が暖まるから」
そう言って龍太をベッドに寝かしつけた。