金曜日の彼女【完】
妹以上~美央~
先輩―――――…
どこに消えてしまったんですか?
“美央―…”
いつも優しく私の名前を呼んでくれて
いつも優しく頭を撫でてくれた。
先輩にとって
私は
一度も妹以上の存在になったことはない。
“束縛するな”“詮索するな”“キスはしないよ”
そんなことを口では言っていたけれど
不思議とイヤじゃなかった。
だけどね
キスもしないけど
それ以上も一度もなかったよね。
他の彼女とはホテルに行ってることは知っていた。
だけど私は一度だって誘われたことはなかったから。
先輩にとって私は
いつだって
“妹”だったんだ。
そして、ある日突然
先輩からの連絡が途絶えた。
何度も携帯に電話やメールをした。
なのに―――…
気がついたときには、全く繋がらなくなってしまっていた。
「どうして?」
私、先輩に嫌われるようなこと、なにかした?
思い悩んだ挙げ句。
先輩の通う高校に行くことにした。
先輩がこういうことをする女を嫌いだってわかっていたけれど……。
どこに消えてしまったんですか?
“美央―…”
いつも優しく私の名前を呼んでくれて
いつも優しく頭を撫でてくれた。
先輩にとって
私は
一度も妹以上の存在になったことはない。
“束縛するな”“詮索するな”“キスはしないよ”
そんなことを口では言っていたけれど
不思議とイヤじゃなかった。
だけどね
キスもしないけど
それ以上も一度もなかったよね。
他の彼女とはホテルに行ってることは知っていた。
だけど私は一度だって誘われたことはなかったから。
先輩にとって私は
いつだって
“妹”だったんだ。
そして、ある日突然
先輩からの連絡が途絶えた。
何度も携帯に電話やメールをした。
なのに―――…
気がついたときには、全く繋がらなくなってしまっていた。
「どうして?」
私、先輩に嫌われるようなこと、なにかした?
思い悩んだ挙げ句。
先輩の通う高校に行くことにした。
先輩がこういうことをする女を嫌いだってわかっていたけれど……。