金曜日の彼女【完】
私の指に、耳に、ずっと輝き続けている。

赤いしるし。



手を翳してみる。



“さがして――――…”


“見つけて――――…”



滲む視界。



ぼやける景色。



“琴葉―――…もう1つプレゼントがあるの…さがして見て”




「――――――…ただいま」


――――…陽射しが眩しすぎて

目が痛いよ…。


ねえ――――――


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