金曜日の彼女【完】
龍太が着替える様子を見ながら私もゆっくりと起き上がった。
「琴葉はもう少し寝てろよ」
「ううん、大丈夫よ。もう目覚めたし…」
やっぱりちゃんと見送りたいし…。
いつか…
いつかこんな風に毎日あなたを朝、見送る日が来るのかな…。
さっき…龍太…何気なく言ってたけど。
あれってけっこう期待しちゃう言葉だよ…。
身支度を整えると
コーヒーだけを流し込み玄関へとむかう龍太。
ふと足を止め―――
「琴葉はもう少し寝てろよ」
「ううん、大丈夫よ。もう目覚めたし…」
やっぱりちゃんと見送りたいし…。
いつか…
いつかこんな風に毎日あなたを朝、見送る日が来るのかな…。
さっき…龍太…何気なく言ってたけど。
あれってけっこう期待しちゃう言葉だよ…。
身支度を整えると
コーヒーだけを流し込み玄関へとむかう龍太。
ふと足を止め―――