金曜日の彼女【完】
――――…

「――…ゅうた?龍太」

おっさんに体を揺らされて目を薄ぼんやりと開く。



「こんなところで寝てたら風邪引くぞ」

…いつの間にか外が暗くなっていた 。

寝ていたらしい…。


「あ…おかえり」

「おぅ……ちゃんと休めたか?」

おっさんの問いに首の後ろに手をやりそのまま傾げる。

「…まあいい…明日からまた仕事だぞ」

「はぁ…」


その日はそのまま、また眠りについた…。


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