金曜日の彼女【完】
ある意味、浮気相手の龍太に私はなにも求めない。
決してキスはしない龍太。だけど、会う度に抱かれる。
キスをしないことは不思議と私の罪悪感を薄くした。
貴明と別れるつもりは全くといってない。
けれど、龍太との水曜日だけの関係もやめられないでいた。
貴明には水曜日は家庭教師が来るからと、嘘をついてまで…。
なにをしているのかと、ふと疑問に思う。
だけど龍太に会うとそんなことも忘れてしまうほどに溺れてしまう。
龍太は必ず言う。
「彼氏とヤってから俺に会いに来いよ?」
そして、貴明の痕を消すように激しく私を抱く。
「…真面目そうな顔して……純菜はメチャ、エロいよな。こんな純菜、彼氏は知ってるの?」
耳元で囁きながら私を弄ぶ。
「…イ…ヤ…今は…言わない…で…―――んっ」
何度も何度もイカされて
そんな私を満足げに見下ろす。
その激しさに私はいつも意識を手放してしまう。
そして、いつも気づいたときには彼は服を着ていて
「帰るぞ。さっさと着替えろよ」
そう冷たく言い放つ 。
…ホントに…なにを考えているのか、わからない男―――
それでも私は今日もまた彼に会いに行く……。
それが私の水曜日の日常。
決してキスはしない龍太。だけど、会う度に抱かれる。
キスをしないことは不思議と私の罪悪感を薄くした。
貴明と別れるつもりは全くといってない。
けれど、龍太との水曜日だけの関係もやめられないでいた。
貴明には水曜日は家庭教師が来るからと、嘘をついてまで…。
なにをしているのかと、ふと疑問に思う。
だけど龍太に会うとそんなことも忘れてしまうほどに溺れてしまう。
龍太は必ず言う。
「彼氏とヤってから俺に会いに来いよ?」
そして、貴明の痕を消すように激しく私を抱く。
「…真面目そうな顔して……純菜はメチャ、エロいよな。こんな純菜、彼氏は知ってるの?」
耳元で囁きながら私を弄ぶ。
「…イ…ヤ…今は…言わない…で…―――んっ」
何度も何度もイカされて
そんな私を満足げに見下ろす。
その激しさに私はいつも意識を手放してしまう。
そして、いつも気づいたときには彼は服を着ていて
「帰るぞ。さっさと着替えろよ」
そう冷たく言い放つ 。
…ホントに…なにを考えているのか、わからない男―――
それでも私は今日もまた彼に会いに行く……。
それが私の水曜日の日常。