金曜日の彼女【完】
「そして、どっちも龍太だ」
沖本君のそんな言葉に妙に納得してしまった。
そうなんだよね…
どっちも龍太なんだ。
そして情けないことに私はどっちの龍太も好き…なんだよね。
「でも――…龍太にとって琴葉ちゃんは…特別なんだと思うよ」
「え――…?」
予想外の彼の言葉に戸惑いを隠せなかった―――。
沖本君のそんな言葉に妙に納得してしまった。
そうなんだよね…
どっちも龍太なんだ。
そして情けないことに私はどっちの龍太も好き…なんだよね。
「でも――…龍太にとって琴葉ちゃんは…特別なんだと思うよ」
「え――…?」
予想外の彼の言葉に戸惑いを隠せなかった―――。