金曜日の彼女【完】
「…琴葉ちゃん…その…大丈夫?」
心配して待っててくれたのかな?
「うん!もう大丈夫。ゴメンね?びっくりさせちゃったかな…」
…沖本君は知らないんだよね…。どうして倒れたのか。
知られたくはない…。
だってあれは龍太のある意味、自分勝手な行為――。
だけど…私の中に確実にある女の部分。
龍太に触れられただけで、私の全身、まるで別の生き物のようで、火照るのを止められなかった。
あんな感覚は…初めてだった。
不意に、龍太が私の手を掴んだかと思ったら、沖本君を無視して歩き出した。
「え?りゅ…龍太!?どうしたの?」
彼もそんな私達の様子をただ黙って見送っている。
なに?なんなの?2人とも…変だよ?
私は龍太に強引に引きずられながら学校をあとにした。
心配して待っててくれたのかな?
「うん!もう大丈夫。ゴメンね?びっくりさせちゃったかな…」
…沖本君は知らないんだよね…。どうして倒れたのか。
知られたくはない…。
だってあれは龍太のある意味、自分勝手な行為――。
だけど…私の中に確実にある女の部分。
龍太に触れられただけで、私の全身、まるで別の生き物のようで、火照るのを止められなかった。
あんな感覚は…初めてだった。
不意に、龍太が私の手を掴んだかと思ったら、沖本君を無視して歩き出した。
「え?りゅ…龍太!?どうしたの?」
彼もそんな私達の様子をただ黙って見送っている。
なに?なんなの?2人とも…変だよ?
私は龍太に強引に引きずられながら学校をあとにした。