金曜日の彼女【完】
「…昔の…龍太?」
「うん。そりゃあさ、頭が良くて、スポーツ万能なとこは変わってないけどさ…今みたいにいろんな彼女と付き合ったりするようなヤツじゃなかったよ」
「……いつから…」
「―――…中3の終わり頃だったかな…。卒業前。ある日突然だった」
いったいなにが……
「…どうしたんだって…聞いたらアイツさ…女なんて…信用できないって」
「え!?」
「―――…復讐…してやるって」
「―――…っ」
言葉が出なかった。
龍太を変えてしまったものはなんだったんだろうか。
「だけどさ、そんな龍太が…琴葉ちゃんのことは大事に思ってるんじゃないかって…あの日…」
「――…あの…日?」
「うん…。琴葉ちゃん達が…付き合い始めたばかりの頃、委員の帰りに…その…キス…しそうだった…」
「うん。そりゃあさ、頭が良くて、スポーツ万能なとこは変わってないけどさ…今みたいにいろんな彼女と付き合ったりするようなヤツじゃなかったよ」
「……いつから…」
「―――…中3の終わり頃だったかな…。卒業前。ある日突然だった」
いったいなにが……
「…どうしたんだって…聞いたらアイツさ…女なんて…信用できないって」
「え!?」
「―――…復讐…してやるって」
「―――…っ」
言葉が出なかった。
龍太を変えてしまったものはなんだったんだろうか。
「だけどさ、そんな龍太が…琴葉ちゃんのことは大事に思ってるんじゃないかって…あの日…」
「――…あの…日?」
「うん…。琴葉ちゃん達が…付き合い始めたばかりの頃、委員の帰りに…その…キス…しそうだった…」