初恋





手何か抜いてない。





1年相手だからと言って俺らが抜くはずがない。







「じゃぁ、聞くけど・・・

このゲームでの司令塔は誰だ?」





「あ・・・?」








「お前、だろ?」
















―・・・俺は、勘違いしていた。








この試合に裕大は出てない。











なのに、声めっちゃ出して俺たちに指示してくれている。








今回は・・・裕大が・・・



司令塔じゃなく、俺なのに・・・






裕大が俺の代わりに声を出していた。












それに俺は全然気づきもしなかった。
< 149 / 364 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop